石垣島:その8です。
 与那国島からの乗り継ぎ時間を利用して、ほぼ、荒川のカンヒザクラ(緋寒桜)を見るためだけにレンタカーでうろちょろした。
 先月は途中の柵で引き返してきたが、今回はその先まで行ってみた。
 このページのちょっと下に、カンヒザクラを見に行くときの注意点をエラそうに書いてありますので、参考にしてください。

2020/02/13


2020/02/13
与那国発石垣行きRAC742便が
石垣空港への着陸態勢に入った。

自機の陰が雲に映る。

ちなみに、この直前までの
与那国島での様子はこちらからどうぞ。
 
与那国から30分弱のフライトで
石垣空港に着くが、
その直前に見える海がきれいなんだな。
無事に石垣空港に着陸した。

相変わらず、具志堅用高さんが
笑顔でお出迎え。
 
 
OTSレンタカーを借りたら、
日産ノートクラスを申し込んでいたのに、
カローラフィールダーにしてくれた。
 
早速、米原にある
荒川のカンヒザクラを見に行く。

前もって石垣市の観光関係の2箇所
に開花状況を尋ねてみたが、
どちらも「情報がない」とのことだった。

国の天然記念物なのに…。

咲いてなきゃ咲いてないでもいいや。
とにかく行ってみよう。
 
←の階段を降りてすぐにある看板?
これはなんなんだ…。

ここにもカンヒザクラがあるのか
改めて確認してみたが、
どうも分からない。
 
先月はこの柵で引き返した。

道端の階段のスタートから
ここまで僅か2分。

前回は初めてだったこともあり、
3分かかったっけ。

「2分も3分もほとんどおんなじだろ!」
という声が聞こえてきそうだが、
初めてでおっかなびっくり進むのって
時間がかかるような気がするんだよね。

今回は柵がちょっと開いていた。
駐車場には俺の他にもう1台いたから
誰か先客がいると思われる。
 
柵を過ぎて、ケモノ道を進むが、
割と頻繁に、写真右端に写っている
ような赤い目印が木などに付いている
ので、それほど不安はない。
 
柵から3分で荒川右岸に出た。

ここでちょっと迷った。
この川を渡るのか???

しかし…
 
よく確認するとケモノ道が
奥(南)に続いていたので、ここを進む。

すると、下山する人と行き会った。

サクラまではまだ30分ぐらいだって。
ぎょえ〜っっっ!
そんなにあるの〜?

ま、せっかく来たんだから
一応行ってみるけど。

花は少し咲いているらしく、よかった。

カンヒザクラの場所は「板敷」に
なっているとのことなので、
それならすぐに分かりそうだ。
 
柵からケモノ道を「上下左右」に
進むこと33分で、再び荒川に出た。
ここは川が足下の下を流れているので、
不安なく川を渡れる。

柵からここまで基本的に登り(上り)だが、
たまに下り坂にもなる。
当然、左右にぐねぐねもしている。

荒川を渡り、さらに進む。

※実はここが
「荒川のカンヒザクラ自生地」だった!

※このスペースを使って、
カンヒザクラを見に行くときの注意点。

現地まではそれなりのトレッキング
コースなので、「観光系」の
軽い服装やサンダルは避けるべき。

最低でも長袖&長ズボン&スニーカー

・基本的に登山道は整備されていない
・苔むした石があり、それを踏むと滑る
・倒木を腰下ぐらいで跨ぐことがある
・地面が湿っていてその上に落ち葉が
被さっていると滑りやすい
・現地までは文字による案内はない

今回、Tシャツ&作業ズボン&ズック
というイデタチだったが、
腕に何か所かにスリ傷を作った。

ケモノ道を通るので草や細い木などを
かき分ける場面が何回も出てくる。
それらがかき分けた反動で戻る作用で
肌をするのだ。

また、滑って捻挫などをする恐れ
があるし、滑ったときに手を突いて
ケガをするキケンもある。

できれば軍手もあるといい。

トレッキングに慣れていないと
息が上がるのは間違いないので
水やお茶もあった方が安心だ。
  
 
(自生地であることに気付かず)
荒川を越えて進むと、
ケモノ道がぐっと細くなり
赤い目印もあまり出てこなくなって
かなり心細い状態だ。

風は強いものの天気は晴れで、
結構暑い。
既にTシャツとタオルマフラーは汗だくだ。

そんなとき、ふと海が見えた。
うわ〜、こんな高いとこまで来てんのか。
 
突然釣り竿が現れた!

こりゃびっくりしたゾ。
下の方で細い木にくくりつけられている。

ここから釣りするのは
なかなか難しいと思うけどな〜(笑)。

何の目印なんだろうね。
ケモノ道が、いよいよ草に覆われて
かき分けながらでないと
進めなくなってきた。

これはいくら何でもヘンだゾ。

嘉門達夫さんの「ゆけ!ゆけ!川口浩」
のフレーズが思わず出てくる…。
 
いつ撤退しようか悩みながら進むと、
さっきの荒川から14分で
別な川(と思う)に出た。

もう既に45分近く歩いているので、
ここで引き返すことにした。

※後で、国土地理院の地形図で
確認したが、この付近には荒川しか
なさそうだったので、これも荒川か?
今まで歩いてきたケモノ道を
川側から見てみたら、
目印が巻いてある細い木があった。
さっきの引き返し地点の川から
11分で荒川に戻ってきた。

おんやぁ、さっきは気づかなかったが
このコンクリって「板敷」っちゃ板敷だね。
板敷ってこれのことか???

俺は、勝手に木製と思っていたから、
コンクリならそう言ってくれよ〜。

そこで上をキョロキョロ見回してみたら…。
 
 
あ、あった…。
これか…。

色が濃い花だね。
 
ポツポツ程度に咲いている。 ←は逆光だが、
こちらはなんとか順光。

きれいなもんだ。
 
他の花は散っちゃったのかな。
地面には花ごと落ちていたのが
1輪だけ確認できた。
 
で、木はどれだ、と目線を花から下に
移すと、木は確かに折れていた。

「確かに」というのは、実は行きに
行き会った人からそう聞いていたのだ。

ただ、折れている木が花を咲かすのか
という思いがあったので、
にわかには信じられなかったのだが、
この木には確かに→の
プレートが付いている(写真中央左上)。
 
カンヒザクラはこの木の他にも
あるはずなんだろうけど
よく分からなかった。

駐車場の説明板には、
荒川沿いに転々と老木がある
と書かれていた。
 
プレートが付いている木を、
角度を変えて撮影。

ただの倒木に見える。
この木は今後どうなるのだろうか。

少しでも長く、
毎年可憐な花を咲かせてほしい、
と願う。
 
俺1人での「桜を見る会」を終え、
下山にかかる。

その途中でも海が見えた。

登山中は基本的に海を背中に
しているので、気づかないのだ。
荒川から25分で柵に戻ってきた。

ここまで急な下り坂が多かった。
ってことは登りも当然急だったわけで、
行きはその道を進んでたんだね。
 
 
柵から2分で、道端の階段に
戻ってきた。

は〜、帰ってきた(嬉)。
 
相当に汗びっちょりになっちゃったんで、
イオンの敷地内にあるコインランドリーで
洗剤なしの「ザブザブ洗濯」をする。
おパンツもイオンのトイレで履き替え、
洗う〜。

汗で湿った、というか濡れた服などを
そのまま持って帰るのは
あんましいい気がしないもんね。

そして洗濯の間に、かみやーき小に
かまぼこを買いに行く。

買い物から戻ってきて、
洗濯物を乾燥まで済ませると、
気持ちいいね。
 
洗濯と乾燥が終わって
石垣空港でレンタカーを返し、
早めに搭乗口に行っておき、
待合室のベンチでこのページを作る。

この写真は、先月遠目に撮影した、
空港のステンドグラス。

きれいだね〜。
 
搭乗口近くの売店で
ブルーシールの
「ブルーウェーブ」を買った。
300円ナリ。
 
この写真の右隣の一角には、
石垣島でのキャンプを終えた
千葉ロッテマリンズの一軍のみなさんが
那覇行きの搭乗待ちをしていた。

TVで見たことある人はいるんだが、
名前が分からん…。

あ、井口監督はいたな。
なかなかいいオトコだったね。

周囲の客は、意外なほど関心を
示さないように見えた。
 
石垣発羽田行きJTA076便。
B737-800 JA06RK
ジンベエジェットだ。

あっという間の真冬のやいまだった。
さ、サクッと羽田に帰るゾ。

【メモ】
200213のJTA076便について

19:25移動
19:35離陸
21:48着陸
21:56停止
実飛行時間は02h13m
予定は02h20m
 
 
2020/02/14
     
国際線ターミナルで夜明かしし、
モノレールで浜松町に出る。

ちょうどこれまで使っていた
「Welcome Suica」の有効期限が
切れたんで、新しいのを買った。

これからまた4週間使える。
 
 東京から「かがやき501号」で
信州へ帰り、そのまま出勤だ。

次のやいまは、9月の予定だよん。