与那国島:その8です。
 いつもの年なら梅雨明け直後の6月末にやいまに行くのだが、2020(令和2)年は、俺が東京オリンピックのスタッフになってしまった。
 6月だとオリンピックの開幕直前なので準備に大わらわで、とてもやいまで潜っている余裕はないため、今回はこの9月に行くことしておいた。

 しかし、オリンピックが終わり9月の連休に思いっきりハネを伸ばしに来るつもりが「新コロ」に見舞われ、オリンピックは延期されてしまった。
 だから9月にする必要はなくなったのだが、与那国島でお世話になっているダイビングサービスが6月いっぱい休業ということもあり、
 前倒しすることはできなかったので、結局9月に大嫌いなマスクをしつつ行ってきた。

2020/09/17-2020/09/24 

2020/09/17
俺にとっての問題は「新コロ」よりも、
すくすくと成長期に入り、
水をよく消費するようになった
ペットボトルの水耕栽培のトマトの水を
俺が不在の10日間どう補充するか、だ。

いろいろ考えたのだが、バスタブに
ペットボトルを置いてそれより少し高く(深く)
水を張り、10日間頑張ってもらうようにした。

ところが、水を入れてもペットボトルってのは
意外に浮力があり、すぐに傾きたがるのだ。

結局、写真のようにプラチェーンで
固定してみた。

果たしてどうなることやら。
 
昼メシにはちょっと早いが、10:30開店の
長野駅の北陸新幹線のホームの駅そばで、
「行ってきます」の一杯をすする。

ところでグチだが、おとといまではシゴトに
比較的余裕があり、何の心配もなく
やいま行きをスタートさせられると思っていたら、
出発前日の昨日になって急にバタバタし出し、
結局、年休の今日も朝少し職場に出てきた。

ったくも〜。

なんでこのタイミングで
めんどくさいことがいろいろ重なるんだよ〜。
きつたまそば370円ナリ。
 
俺が乗る「かがやき508号」東京行き
が入線する。
列車内でのんびり新聞を読んでいたら
もう東京駅に到着。

この写真は、東京駅の乗り換え改札口。

知っている人は知っていると思うが、
ここは、「新コロ」前までは列車が到着したら
ごったがえしていたところだ。

しかし、東京駅自体も空いていて、
この改札口もガラガラだった。
 
モノレール浜松町駅のホームへの
エレベーター専用の乗り換え改札口。

1基のエレベーターだけのためにある。

誰も使っていなかったので、
俺が使った(笑)。
 
羽田発石垣行きJTA073便。

JA08RK B737-800
以前も乗ったことがある「首里城ジェット」だ。

【メモ】
200917のJTA073便について
14:13移動
14:26離陸
17:07着陸
17:10停止
実飛行時間は02h41m
予定は02h40m
 
雪のない富士山が見えた。 石垣島の伊原間。

もうそろそろ着陸するよ。
 
着陸後、俺のカメラバッグが
早速取り出された。
 
約30分の乗り継ぎ時間を利用して、
かみやーき小のまるーぐゎをGET!

1袋5本入りで500円ナリ。
以前は確か400円だったような…。
 
石垣で乗り継ぐ、
与那国行きRAC745便。
 
石垣空港を離陸する。 黒島と雲。 小浜島上空には雲がほとんどなく、
28mmの画角に辛うじて収まった。
 
 
すっかり夕方の与那国空港に
無事に到着した。
 
与那国空港ターミナルの滑走路側。
 
迎えに来てくれてたYDSのクルマで
着いてすぐに晩メシ。

ちょっと慌ただしいがしかたない。
 
かり〜!
オリオンが旨いんだね!

オリオンのカップは毎年恒例で持ってきたもの。

今日は潜っていないので、
大して疲れていないし、
ハラもあまり減っていない。

なので、晩メシの量がヘヴィに感じるゾ。
 
ちょうど夕焼けがいい感じになったので、
晩メシの途中だったが、
走って港まで来て撮影した。

港まで来ないと、電線がいろいろと
邪魔するんだよね…。
  
晩メシが終わったら「新コロ」の影響で
早々20時に食堂やロビーが閉まった。

ちょっと寂しいが、これもしかたないのか…。
晩メシの後のうだうだが楽しんだけどね。

実は、今日の宿泊はJAL系の「計画欠航」
の関係で、最近になって急にお願いしたもの。

そのため、空きの関係で今日だけ
「よしまる荘」1階の相部屋なんだけど、
今は「新コロ」の関係で「相部屋」としては
使っていないとのことで、俺1人で使えた。

これは「新コロ」の”お陰”だね(笑)。

仏間か〜、とご先祖様にご挨拶しようと
写真左上の仏壇の扉を開けたら、
空っぽでしたとさ(笑)。

エアコンで涼みながらこのページを作り始める。
 
空の焼酎エコパックを「ボトル」にして
粉ポカリを既定の半分ぐらいの薄さで作って
冷蔵庫に放り込んだ。朝までに冷える。

そして、エアコンは効いてるけど暑いもんで、
自販機で冷たいさんぴん茶を買って飲んだら
旨い旨い。

俺が自販機で飲み物を買うなんて珍しい。

さて、22:30だ。
そろそろ寝るべ。
 
2020/09/18
おはした〜。そこそこの晴れですね。

9月でも朝から暑い。
ヤマトとは暑さの質が違うね。

気温自体はそう高くなくても、
汗が噴き出してくる。

ただ、梅雨明け直後と決定的に違うのは、
クマゼミが鳴いていないことだ。
 
今日のお献立。 あじフリャーは、あちこーこーで
サクサクなのだ。

おコメは1膳にとどめておく。

右上に写っている
ほうれん草の磯辺おひたしは、
俺にはちょっと辛かったので、
申し訳ないが残した。

ごめんなさい。
 
 
1本目のダンヌドロップから帰ってきたら、
今日から滞在する個室の準備ができていた。

今回は、201号室だ。
これで、やっと荷物やカメラなど、
大きく「店」を広げられる。

1本目はカメラを持って行かなかったのだが、
モンハナシャコが珍しく全身を出していて、
しかも角度によっては、下から腹側を
覗けたので、やはりカメラを持って行けば
よかった…。

人生こういうモノですね。
 
ホントはこの秋から改築工事に
入るはずだったのだが、
「新コロ」の影響で延期された。

でも、いずれは工事が入ると思われるので
このタイプの部屋で過ごすのは
今回が最後かもしれない。

【後日追記】
改装(改築じゃなかった。)工事は
延期ではなく、中止になったとのことです。 
俺は、壁側のベッドで寝る。
 
UB
 
昼メシは親子丼〜。

量は軽めに見えるが、
実は丼がなかなかデカいし
鶏もも肉もたくさん使っているので、
結構な満腹感があるよ。
 
昼メシを喰ったら、
次の出航まで寝入らないように
気を付けて過ごす(笑)。

ハラが一杯になると、
エアコンが効いた部屋でついつい
お昼寝してしまいそうになる。
 
 
2本目はダンヌ浜。

透視度が高くて気持ちのいい海を
ゆらゆらと潜る。

この2本目からは、
ブランクダイバーの女の子や、
初心者のカップルの参加があるので、
超ユルいダイビングになるのだが、
これは、俺にとっては超チャンスである。

だって、ゆっくり「拾いモノ」ができるからね。
お陰で、アミメダカラのかなりいい
貝殻をGETできた(嬉)。

この写真はほぼ実際の色。
これでもちょっと明るいけど。
 
←と同じ個体を別なカメラで撮影したもの。

わざとストロボを強めに炊いたので
かなり白っぽく写っていて、
現物とは相当に違う色だ(笑)。
 
3本目は、俺が大好きなバビトン。

バビトンとは”馬鼻東”のこと。

まずは砂地で遊ぶ。
それから地形に進む。
 
砂をかんますと、
砂の中のプランクトンを喰いに
ヒノマルテンスがやってくる。
砂地でごろ寝。

素足になると、サンゴ砂が気持ちいいのだ。
 
でわ、歩いて次のポイントへ(笑)。

BCのエアを全部排出すれば、
ホントに歩けるんだよ。
 
 おおおおお〜!

俺の大好きなシマキンチャクフグの、
しかも超yg! 1cmもないゾ。

イソバナで何匹もウロチョロしている。
俺はこの1本はもうこれだけでもいいよ〜。

なんか、風船みたいだね(笑)。
 
 ハナミノカサゴ(と思われます。)
 
ゴマモンガラのちび。

これぐらいの頃は好奇心が強いのか、
カメラを向けてもあまり逃げない。

でかくなってくると、
カメラを向けると逃げていくクセに、
ダイバーのフィン(足ヒレ)
をかじりに来るんだからハラが立つ(笑)。
さて、今日のダイビングが終わり、
まちぐゎに買い出しに行く。

いつものきなこもちアイスはなく、
代わりにあずきアイスをGETした。

他には、どなん・うっちん茶・
東日本では入手できないカール。

カール大好きの俺としては、
北大東島のときと同じく、
見つけたら買ってしまうんだね(笑)。

ちなみに、写真は結露したコンデジで撮影。

ずっとエアコンを効かせた部屋に置いてあった
陸用のコンデジをいきなり温度・湿度の高い
外に持ち出したもんだから、こうなった。
 
 
写真なし。
晩メシだ〜。

オリオンの最初のひと口は、
ダイビングをしていなかった
昨日のそれとは全く違って、
染みたねぇ〜。
 
「新コロ」の影響で、
食堂の「店じまい」が早いので、
あとは、のんびりと画像整理や
このページの作成をしながら部屋呑みする。

ツマミは、かみやーき小のまるーぐゎ。
画像整理やこのページの作成をしていると、
強烈に眠くなってくるよ〜。

明日まで天気が良さそうだけど、
風が北向きに変わりそうなので、
潜るのは島の南のポイントかな。

おやすみぃ〜。
 
 
2020/09/19
よく寝たな〜。

気持ちよく疲れたので気持ちよく寝られた
(気がする。)。
 
朝メシ。

これだけ大きな豆腐ハンバーグがあれば、
コメは軽く3杯はいけるのだが、
「新コロ」の影響で1杯に自粛した。

※”「新コロ」の影響”というのはウソです。
 
今日の1本目は10時出航なので、
ナーマ浜に拾いモノに来た。

YDS滞在中に使う箸置きを見つけるゾ。

この浜を1往復して、よさげなサンゴや、
頂部が欠損したハナマルユキや
タカラガイなどをGETした。
 
 
急に予定が変更になり、
1本目は島の北側の深場に行く
ということで9時出航になった。

ナーマ浜からのんびり帰ってきたところで
この話をYDSのスタッフから聞き、
慌てて準備した。
 
久しぶりの40m超えだ。

それでもお日様の光がちゃんと届いている。
クチムラサキダカラの幼貝が落ちていた。

見た瞬間にキラリと光るモノを感じてGETした。
しかし、口部が欠けていたので、
帰港中に捨ててしまった。

今から考えるとサンプルで持って帰ってくれば
よかった…。

俺が海底で拾いモノをしている間に、
みんなはシコンハタタテハゼ(ヘルフリッチ)
に群がって撮影していた。
 
 
少し水深の浅いところにはハナビラクマノミ
がいたが、イソギンチャクが白化している。

なんせ-45.4mでも水温が31℃近く
あるんだもんね。
 
浮上して、スタッフが船長に
「ピックアップOK」のサインを出す。

久しぶりの深場はなかなかおもしろかった。
昼メシは名付けて
「中華風どなんそば」。

八重山そばにラーメンスープをかける。
これはこれで旨いもんだね。
俺もやってみよっと。

塩味のスープが1番よく合いそうな気がする。

そういえば、石垣島には味噌味の
「キミ食堂」があるよね。

ところで、箸置きがサンゴなのが分かる?

これは、朝、ナーマ浜で拾ってきたモノ。
毎年拾いに行っているのだが、
今回は近年になく、置いて安定する
「上物」があった!
 
     
2本目は昨日に続いて大好きなバビトン。

明日から北風に変わりそうなので、
潜れるときに潜っておくとのこと。

しかし、昨日の穏やかさとはちょっと違い、
底揺れがあった。

俺はバビトンでの底揺れは恐らく初めてだ。
 
海底の砂をかんましたら、
ちょうどコオニブンブクが出てきた。

すると、ヒノマルテンスが一斉に
つつき始めた。

エラい勢いだ。
普段ののそ〜っとしたイメージからは
かけ離れていた。

ヒノマルテンスがコオニブンブクをつつく
約7秒の動画はこちら
 
ヒノマルテンスにつつきまくられて
あっという間に殻だけになった
コオニブンブク。

災難に遭わせちゃってごめんよ〜。

この写真は、底揺れしている中で、
右に左に動く軽い殻の裏側を
なんとか撮ったもの。

殻は軽くて簡単に揺さぶられるので、
撮影に苦労した。
     
スタッフは水中で「サーフィン」する(笑)。
 
穴ボコにオトヒメエビがいた。 キンギョハナダイがいると
周辺の景色が華やかになるよね。
 
     
3本目はポイントが島の南側になり、
海底遺跡!

2本目からあまり時間をおかなかったので、
ボートでぼぉ〜っとしていた。

眠くなってきた。
 
 海底遺跡ポイントの島の陸上部分。  まずは「城門」をくぐり、
くぐった正面にそびえる「二枚岩」。
     
「メインテラス」を横から。

ここでは広角や魚眼レンズがほしい。
 
 流れが緩かったので、
メインテラスに座れたよ。
「拝所」。

まぁるくくり抜かれたかのような
大きな穴ボコ。
 
     
拝所の底から見上げる。
 
楽しんで浮上。 ついでに、ボートでちょっと移動した
ところにある立神岩(たちがみいわ)の
見物にも連れて行ってくれた。

波が穏やかだったので、
目の前までボートを寄せることができた。
 
     
 
すっかりハラが減って、やっと晩メシ。

今日もオリオンが進むのだ。

ところで、メインディッシュの
「ナイルパーチ」だが、恥ずかしながら
俺はこの魚を知らなかった…。
名前からしてナイルの方で獲れるのかな、
ぐらいにしか思っていなかったが、
かなり出回っているスズキの代用魚的な
おサカナなのね。

関連で調べた日本固有の「アカメ」
も知らなかったです…。
 
 差し入れのキハダマグロ。

これがびっくりするほど弾力があり、
とても旨かった。

カツヲやカジキもそうだけど、
こういうレベルのモノを食してしまうと、
内地のグズグズした身のなんか
喰えなくなっちまう。

あ〜シアワセ。
 
 
     
2020/09/20
おはしたっ!

6時に起きたらハラが減って、
まずはまるーぐゎを2本喰っちまった(笑)。

MENUの下から3行目の
「カジキの中味」の「味」の字を
見逃してはいけない。

「身」ではなくちゃんと「味」の字を使っている。
さすがだねぃ!
 
 朝メシ。

箸置きは、昨日ナーマ浜で拾った
ハナマルユキの頂部欠損したヤツ。
 
     
今日は、
普段は「フェリーよなくに」が接岸している
岸壁から乗り込む。
 
 1本目の出航だよ。  ダイヤティ東のポイントに着いた。
     
まるで道のような、
根と根の間のサンゴ砂。
 
沖に向かい、水深を少し落とす。

この先にトンネルがある。
 トンネルをくぐった直後。

このときは残念ながら陽が陰っていた。
これで日が射していたらとてもきれいだ。
 
     
EX時は結構強い
「てぃーだあみ(天気雨)」だった。 
1本目が終わり、帰港した。

2本目まではそれほど間をおかないので、
ボートでうつらうつらしていた。

吹き抜ける風が気持ちいい。
 
2本目のヌルガンにENする準備。

女の子ダイバーチームのフィンが
フランス国旗のトリコロールみたい。

左から青白赤なら
国旗と順番が合うんだっけ?
 
 
トンネルを抜けると気持ちのいい
与那国ブルー。
 
うぉ〜っ、上物のクチムラサキダカラ
見〜っけ!

水中を移動中にキラリと光るのが見えたので、
さっと拾いに来た。

この写真は、落ちていたそのまま。
何も手を付けていない。

見ただけできれいなのが分かったが、
問題は底部(口部)だ。
詳しくは帰ってから部屋で確認しよう。

部屋に戻ってワクワクしながら口部を
確認したら、バッチシきれいだった(嬉)!

ただ、本体の側部に、
エナメル質で補修されているものの
小さなキズがあったのがとても残念…。

Aクラスには入れられず、A'だな〜。

俺の基準は厳しいのだ(笑)。
 
ホニョホニョしていたクマノミ。
 
昼メシのフィリピン粥。

ホッとする旨さなのでした。
 
今日ラストの3本目は、
昨日に引き続き海底遺跡。

島の南側の海況は昨日よりも穏やか。
 
今日は昨日よりも流れが緩く、
「メインテラス」の上でいろいろと遊べた。

ちなみに、メインテラスは水平なわけではない。
沖に向かって緩やかに傾いている。

俺が構えたカメラが傾いているのでは
ないからね。
 
 
この直角がどうやってできたのか。

人工か、はたまた天然か。
ロマンだねぇ。
 
「メインテラス」
 
「亀のモニュメント」。

これも人工なのか天然なのか…。
 
今日も1日楽しいダイビングでした。

いっぱい遊んだ後は、いっぱいハラが減る。

わ〜い、今日はとんかつだ。
オリオンが進むし、コメも進む。

今日は、YDSで4晩目にして、
初めて、晩メシでコメを喰った。
 
 
2020/09/21
朝はいつもの習慣で4時に起きちまった。

乾かしていたサンゴ砂から星砂などを
分別した後、時間があったので、
psi仕様の残圧計を出品した。

昨日まで1stに付けて遊んでいたヤツだ。

果たして落札されるかな〜
 
今日のお献立。 朝メシ。

お味噌汁に入ってる目玉みたいなのは、
輪切りにした沖縄のくるま麩だよ(笑)。
 
1本目の出航。

天気はさっきまで雨で、
このときはどんよりした曇り。

ダイヤティで潜るゾ。
 
ダイヤティのトンネル。

青い光が射し込んでくる。
トンネルの真ん中に柱があるよ。

ダイバーと重なっちゃった…。

ダイバーを入れずに撮りたかったのだが、
ダイバーの数が多かったので、
避けて撮影するまでには時間が
かかりそうだったから、素直に諦めた。
 
 
トンネルから浮上すると、
見事に(?)白化したサンゴがあった。
 
流れに乗りながら、
途中の根の頂上で遊ぶ。
2本目の出航。

晴れてきたゾ!
 
 
「へそ」のポイントに到着。

気持ちのいい青い海。
 
ソライロイボウミウシ(yg)。

この写真は、色がよく出ていないね…。
「でべそ岩」。

巨大なサザエの殻みたい(笑)。
 
すっとぼけた顔のコクテンフグと、
超うまづらのヘラヤガラ(赤)
のツーショット。
 
ひととおり楽しんだ後、
ドリフトで流されている途中にあった魚礁。

俺的にはここで潜ってみたいね。
昼メシはカレーうどんだ〜。
旨い旨い。俺、大好きだもんね。

ルウ(スープ)をTシャツに飛ばさないように
細心の注意を払い、丼の中で口に運ぶように
喰ったんだけど、それでも飛んでいた(笑)。

そして、
なんとなくちょっと疲れた感じがしたのと、
スタッフに借りた本を数冊読みたいのと、
予備のハウジングの修理をしないといけなく
なったことから、午後の1本はキャンセルして
涼しい部屋で過ごしていた。
 
 
【予備のハウジングの分解修理】

俺が陸のスナップや水中写真を撮るのに
使っているコンデジは、
もう10年以上も前のモデルだ。

トラブルに備えて、カメラもハウジングも
複数の予備を持ってきている。

そして時々、使用するカメラやハウジングを
変えて「均等」に使うようにしている。

ということで、午前中の2本は、
ハウジングを予備のにして潜ったのだが、
この予備の「センターボタン」が
ほぼ引っ込んだままで戻ってこなくなり、
設定の切り換えなどでちょっと不便だった。

そのボタンはこの写真の中央に写っている。

すぐ左のボタンと高さがほぼ同じなのが
分かるかな。
ホントはもっと飛び出している。

よし、分解修理するゾ。
 
ハウジングの裏側から見た
「センターボタン」。

ボタンの部品の軸に錆が浮き、
動きが鈍くなりボタンが戻っていない。

本来なら上の「戻らず」と書いた「 [ 」の部分が
沈んで(縮んで)いないといけない。
分解した「センターボタン」。

あ〜あ、軸が錆び付いてら…。
 
ハウジング本体にも錆が付いている。

これは綿棒で丁寧にこそげ取る。
これが予備部品。

なんでこんなに持ってんだよ
ってゆ〜ツッコミはなしね。
 
果たしておんなじ部品があるかな〜。
っていうのは、これらは全部が同じ部品
というわけではない。

少しずつビミョーに違いがあるのを
コツコツ貯めたもの。
 
同じ規格の部品が2つあった(右2つ)。

オリジナルの部品(1番左)とは、
透明プラスチックの中の金属の軸の端っこ
のデザインが違うが、機能維持のためには
そんなこたぁ気にしてらんないよ。

使えりゃいいのだ。
 
 
無事に分解修理が終わり、
ボタンの高さも戻って
スムーズに動くようになった。

2枚上の分解修理前の写真と比べてみてね。

明日のダイビングに持って行って、
修理結果を検証しよう。
今回持ってきているメンテナンス用の部品類。

ジャンクのハウジングを部品箱にしているので、
このハウジング自体も若干の部品取りになる。

旧いハウジングの維持には
部品の確保が欠かせない。

同じ型番ではなくても共通の部品
を使っているヤツがあるから、
ヤフオク!で投げ売りされているのがあると
GETしておくのだ。

そして、俺のハウジングと共通の部品を
取れるだけ取りまくる。

経年劣化などでボロボロになったゴム部品は、
ゴムの塊から削り出したり、
なんとか型取りしたりして作っちゃうもんね。

わはは。
 
晩メシ。

今晩はオリオンが進み、4本も呑んじまった。

食堂の外のバルコニーでは、
「大物魚好きチーム」が
バーベキューをしていて賑やかだ。

800本と900本を迎えたダイバーがいて、
そのお祝いも兼ねているらしい。

そういう俺も、昼前の1本で
ちょうど500本を迎えた。
先輩方にはまだまだ遠く及ばない。

俺にとってはただの通過点だから、
普段はもらっていないスタッフのサインを
記念としてログブックにもらっただけで
「行事」類は、なし。

サインをもらったスタッフにも
500本ということは告げていない。
 
 
2020/09/22
与那国島でのダイビングは
今日を含めてあと2日だ。
 
朝メシ
 
1本目は、YDSV号と、
俺が乗ったYDSVII号が
ほぼ同時出航だった。

先に出航してダイヤティ東のポイントに着いた
YDSVII号を抜いてゆくYDSV号の勇姿!
 
与那国ではあまりお目にかからない
ナマコがいた。

1本目はこれ以外の写真は
ほとんど撮らなかった。
昼メシ。

以前の与那国島のページでも書いたけど、
俺は左利きなので
スプーンはこの方向だ(笑)。
 
 
2本目は海底遺跡に行くよ。

俺は今回3回目だ。
「城門」。

ダイバー1人がやっと通れるぐらいの幅の
隙間がある。

これは出口側から撮影したもの。
 
「水路」。

まっすぐな溝が続いている。
 
「三角プール」。

スタッフの大きさと比べると、深さからして
子供用プールってとこだね(笑)。
 
「拝所」。

前回は底まで行って遊んだが、
今回は上から見ただけ。
溝の隙間に玉のような石が挟まっている。
 
ビクビクした感じでこっちを見る
ヒナギンポ?
 
港に戻ったら「フェリーよなくに」が
到着していた。

船の車両甲板などを撮影していた
マニアが1人いた。
 
GoProモドキの格安中華機。
Victure「AC900」。

ひ弱に見えるものの、
一応ハウジングも付いているので、
海底遺跡の撮影に使ってみたが、
EXの頃にレンズ部に水滴が付いた。

浸水というより結露と思われる。
本体自体が少し熱を持つ上、
ハウジングと本体の間に
乾燥剤を入れる隙間がない。

幸い、本体に損傷はなかった。

しかし、このテのアクションカメラを
持ってきているダイバーが多いね〜。

海底遺跡のメインテラスの様子の
約15秒の動画はこちら
※手ぶれ補正機能ONでこんな感じです。
 
 
3本目の出航をする頃、
4連休の最終日を楽しむわらばーどもが
海遊びをしていた。

こんな小学校低学年の女の子も
数mの高さの岸壁から平気で飛び込む!

う〜ん、鍛えられ方がヤマトンチュとは違う。
 
日本最西端のトゥイシ沖からの
西崎燈台。
3本目のポイントはダイヤティ。

透視度30mを超えるぐらいの
与那国ブルーが気持ちいい。
 
ダイヤティの見所であるトンネルの底で
別なダイバーがちっっっちゃい生物を見つけた。
1cmないぐらい。

後で写真を確認してみたら、
どうやらジャパニーズピグミーシーホースの
幼魚ではないかということになった。
 
背中の「ふさ」は偽装で付けたか?
ダイヤティの2個目のトンネル。 今日も楽しい3本のダイビングでした。

アフターダイビングは、晩メシの前におやつ。

フェリーが入ったので、
まちぐゎにもアイスがたくさん入荷した。

今回はSODA7だ!
60円ナリ。

俺が大好きなきなこもちアイスは
入らなかったとのこと。

カール160円ナリもまた買っちゃった。
 
 
晩メシは鷄空だ〜。

嬉しいな。
今日もオリオンを4缶も呑んじまった。
 
チョウチンマチと夜光貝の刺身も付いた。 さらに、夜光貝の口の部分と肝も
出してくれた。

みんな、ま〜さんま〜さん!
 
2020/09/23
さ〜、与那国ダイブの最終日だ。

心して?潜るゾ。
 
朝メシ もうすぐ石垣港に向けて出航する
「フェリーよなくに」をあとに、
1本目の出航だぁ。
 
1本目は地形ポイント。
 
これからトンネルをくぐるという-19.0mに、
いい感じのナシジダカラとクチムラサキダカラ
が転がっていた。

EX後にこの写真を改めて確認してみたら、
ナシジダカラはヤドカリが入っているね。

それに2つのタカラガイの間にも
ヤドカリが入った巻き貝があった。
この巻き貝には全然気付いていなかった。

クチムラサキダカラは、
頂部にエナメル質のスレがあり
A"クラスぐらいだったが、
ナシジダカラは文句なく無傷のAクラスだった!
 
トンネルの穴ボコにはウコンハネガイがいたが
光ってはくれなかった。
 
トンネルをゆらゆらと…。

この他にもいくつもトンネルがあり、
あちこちから青い光が射し込んでくる。
 
この一部だけ、底の質が違うね。 うぉ〜、今度はクチムラサキダカラの幼貝
が-19.5mにあった〜。

これもAクラスだった(嬉)。
 
他にもGETしてきたサンゴのかけらに
よく見たらちっこいカニがくっついていた。

しかしなんと、このカニは死んでいた。

この後、このサンゴを漂白剤に付けたら、
案の定、カニはバラバラになってしまった…。
 
このページのずっと上の09/21に出品した
psi仕様の残圧計が、
100円スタートで230円で落札された。

送金はまだ確認が取れていないが、
日本最西端の郵便局から発送したくて
やってきた。
昼メシ
 
昼メシを喰ったら2本目はサバチで潜る。

クマノミがたくさんいる「クマノミ団地」があり、
俺が見ていた「部屋」ではハマクマノミの
チビすけがほにょほにょしていた。

約26秒の動画はこちら
※写真とは違う部屋(個体)です。
 
白化したサンゴ。
カリフラワーみたいだ。

先端だけがビミョーに青みがかっている。
いろいろ楽しんだら、
あとはドリフトしながら安全停止する。

透視度はかなりよく、
35〜40mはあるように思う。
 
 
今日の3本目であり、俺にとっての
与那国でのダイビングの〆は、
今回で4回目の海底遺跡。

お馴染みの「二枚岩」。
二枚岩から回り込んで「メインテラス」。

この日は流れがこれまでの4回のうちで
1番緩かったので、余裕で遊んでいた。
 
メインテラスの階段状の縦面と横面の間に
傾いて落ちていたハナマルユキ。

かなりきれいに思えたが、
EX後によぉ〜く見てみたら、
ほんの一部にエナメル質の劣化があったので
Bクラス。
 
 
このお玉ちゃんもまた撮ってしまった。

でも、見ると撮りたくなるんだよね、これ。
 
これまでは上を通り越していたが、
今日はトンネル経由で「拝所」に向かう。
…と、そのトンネルの入口の-13.3mで
きれいめのクチムラサキダカラを発見!

頂部にエナメル質のスレを伴うキズ
があったのでBクラスだね。

この写真はトリミングなどをしていません。
原版をそのまま縮小しただけです。
 
 
拝所を上から見る。

ダイバー1人が底まで行って遊んでいる。

できれば脚を入れたくなかったが、
ちょろちょろ動き回っていつも脚が見えたので
しかたなくシャッターを切った(笑)。
 
与那国島でのダイビングが終わり、
さ、晩メシだよ〜。

俺のルールで、最終日はオリオン生っ。
これが旨いんだ。

でも、これを呑むと帰らないといけないんだ。
食堂で、還暦を迎えたダイバーの
サプライズのお祝いがあった。

ケーキには60本も蝋燭が立てられないから、
1本を10才に見立て、6本立てていた。

おめでとうございます。
 
2020/09/24
いよいよ与那国島を発つ日。
 
朝メシ 与那国発石垣行きRAC742便。
 
今回はこれまでで1番長い
7泊8日を過ごした。

初日はダイビングなしで、
中6日間(3本×5日&2本×1日)
の計17本を潜り、
晩メシ時に230円のオリオン缶を平均3本
&最終日に550円のオリオン生を3杯
呑んで、合計約18万円でした。

ご参考までにどうぞ〜。
与那国空港を離陸する。
 
東崎。

ばいば〜い、与那国〜。
また来るからよ〜。
 
石垣到着以降の模様はこちら