与那国島:その5です。
 浜松町から与那国フライトまで。

2018/07/06/-2018/07/12

2018/07/06
長野は雨。
やいまの予報もこの先数日雨…。

同僚が「てるてるくん」を作ってくれたので、
威力の発揮を期待しての出発である。

長野から高速バスで東京に出たが、
新宿も雨が降っていた。

羽田空港行きのリムジンバスの
最後の2便は、バスタ新宿ではなく
新宿駅西口から発車するので、
雨の中をちょっと歩くのはツラい。

ってことで、山手線とモノレール
を使うことにした。

モノレールの最終にギリギリで乗れた。
間に合わないんじゃないかと、
ちょっと焦ったよ。
羽田空港の国際線ターミナル。
いつもは台湾に行くときに
夜明かしするお馴染みの場所。

ここで夜明かしをして、朝になったら
国内線第1ターミナルに移動する。
なんとチープなお夜食…。

今回はやきそばじゃなくやきうどん
にしたが、麺が太いと喰いにくい(苦笑)。
 
朝になり、
国内線第1旅客ターミナルの
羽田発石垣行きJTA071便
の搭乗口に来た。

ちょっと遠くに政府専用機もいた。
手前のJAL機が邪魔で
機の全体が見えない…。

後で知ったが、政府専用機は
2機ともそろそろ退役するとのこと。
JTA071便
B737-800 JA03RK
羽田にて。

【メモ】
180706のJTA071便について、
07:03移動
07:15離陸
09:47着陸
09:50停止
実飛行時間は02h32m。
予定では02h35m。
雨…。

これまでは、内地は梅雨で、
灼熱のやいまに向けてフライトするので
テンションが高いのだが、
今回は内地も既に梅雨が明け、
それなのに雨。

そして、やいまも雨の予報。

テンションが上がらないな〜。
 
機内誌では沖縄のマジムンの
特集をしていた。
離陸してだいぶ南に来たが、
高い雲と低い雲に挟まれた隙間
を移動している感じ。

ちなみに、翼に描かれている動物は
アマミノクロウサギ。 
 宮古島と石垣島の間にある
まん丸の多良間島
のすぐ北にある水納島。
     
 石垣島が近付いてきて
降下し始めているが、
目の前の翼すら
ろくに見えないほどの濃い雲。
 石垣島の伊原間付近。

去年はここから台湾が見えたのに、
今回は低い雲が垂れ込めている…。
 梅雨明け直後のやいま行きで、
石垣空港に着いたときに雨が降って
いたのは初めてのような気がする。
相当強く降っている。

テンションあがらんさ〜。
     
SWALカラーのトーイングトラクター。 石垣空港では、かみやーき小
のマルーグヮーをしっかりGETしたが、
会計に時間がかかり、
乗継時間が非常にタイトだったため、
空港のアナウンスで、
俺が個人名で呼び出されてしまった。
申し訳なかったですね〜。
石垣空港で与那国行きに乗り換えて、
日本最西端の与那国島に着いた。
与那国島も小雨が降っている…。
     
今回も与那国ダイビングサービス
にお世話になる。

部屋は202号室(写真なし。)。

今日のお献立。
お昼はカレーうどん。
旨いよ。パインも甘くて旨い。
「やえづき」

国際カジキ釣り大会期間中に
艦内の公開があるみたい。
     
メシを喰ったら、1本目。

フリソデエビ。
これで2cmぐらい。
 クマノミ ソライロイボウミウシ。
上がアタマだよ。 
     
1本目を終えて港へ戻ってきたら、
少し遅れて「フェリーよなくに」も
久部良港に入港し、
いろんな荷が降ろされた。

その中に白バイがあった。
カジキ釣り大会でのデモ用か何かかな。
「フェリーよなくに」のケツの穴(笑)。 島で必要ないろんな物資を運び出す。
     
2本目は砂地で遊ぶ。
日光が射し込んでいたら
とても気持ちのいいポイント
なんだけどね…。
名前は分かんないけど
きれいめだったので拾ってきた。
穴ボコの中でとぐろを巻いていた
バカでっかいドクウツボ。

目が凶悪性を醸し出しているよね。
     
アフターダイブはオリオンで乾杯!
カップは前もって送っておいたヤツ。

テンションが上がる。
オリオンの次は花酒。
ぐい呑みも前もって送っておいた。
今日の晩メシはとんかつだよ〜。
     
2018/07/07
うわ〜、台風8号が発生したよ〜。 今日のお献立。 朝メシ。

チキンナゲットと炒り卵で
ごはんがススムくんススムくん。

朝からこんなに喰っていいのか。
     
同僚が作ってくれた「てるてるくん」
がバッチシ威力を発揮してくれたようで、
何とか晴れたね。

テンションがやっと上がってきたよ。
日射しがあるってのはやっぱりいいね。

さあ、出航!
1本目後に食堂で昼メシを待ってたら、
カジキを仕留めた船が戻ってきたので
慌てて港へ行った。
お立ち台にぶら下げる。
これはクロカワカジキ(クロカジキ)。

釣り初日の今日は9本も揚がった。

コイツは130kgだったが、
1番大きいのは234kgだった。

この写真のウェブサイトへの掲載を、
釣り人に承諾済。
昼メシはジューシーさ〜。
アラ汁も優しく旨い。
雲がいくらかあるものの、
青空が戻ってきた西崎(いりざき)。
台風はまだ遠いので、波は静か。
クチムラサキダカラの生貝。
貝の頂部や口部に損傷痕があった。

敵に食われかけたのを
しのいだんだね。
岩の穴からちょこんと顔を出している
フタイロカエルウオ。
その左にもハゼ系がいるね。
やっと見つけたヒメホシダカラ。

ダイビング後によく確認してみたら、
ほんの少しエナメルが落ちていたが、
まあA'レベルってとこですかね。
浅い穴ボコに入り込み、
身動きが取れなくなったアカモンガラ。
簡単に手づかみできる(笑)。

ちなみに、この魚は
陸に揚がると赤くなることから
この名前が付いた。

…と以前ダイビングのインストラクターに
聞いたのでそう憶えていたのだが、
どうやら歯が赤いからその名が付いた
らしいことが、後で自分で調べて
分かった。まったくもー。
     
カクレクマノミ オオモンハタ? 鮮やかな色のウメイロモドキ。
     
晩メシは、鯖の味噌煮だよ。
しっとり柔らかくて、で〜じま〜さん。
おまけで出してくれた
釣りたてのシイラの刺身。

歯ごたえがしっかりあって、
これもま〜さんま〜さん。
ご夫婦のダイバーさんに
分けていただいた
永谷園の「ゆず胡椒ふりかけ」。

これが、かなり旨いんだね。
ダイソーで売っていたとのことだったので
信州に戻ってから探してみたら、
3店目でやっと見つけた。

考えてみれば、「100均バージョン」
じゃなければ、スーパーで売ってるかも。
     
2018/07/08
あさってあたりに台風が来そうだ。 朝7時ちょうどに、「フェリーよなくに」の
汽笛と共に。国際カジキ釣り大会
の釣り2日目に出港する漁船群。
今日のお献立。
 
朝メシ。

ちきあぎと厚焼き卵で、
またコメがススムくん。
砂地でのんびりしているときに
見つけたクチムラサキダカラ。

なかなかよさげに見えたが、
ダイビング後に確認してみると、
エナメル質が薄くなっていた。
Bレベルですね。
砂地で完全に保護色になっている
モンダルマガレイ。

約8秒の動画はこちら
 
イソギンチャクエビ。
左のちっこいのがと〜ちゃん(♂)で、
右のでっかいのがか〜ちゃん(♀)。

肝っ玉か〜ちゃんかな。
昼メシ。
ロコモコ丼(皿?)
 与那国島ではレア物らしい
アカテンイロウミウシ。

左がアタマね。
 
 イソバナにくっついていた
タテジマヘビギンポ。
陸に戻ってきたら、
カジキの丸焼きが
いい匂いを漂わせていた。
夜の振る舞いが楽しみだ。
祖内沖の-21.0m。

こういう所にタカラガイが落ちている。

せっかく、ガイドが生物を案内して
くれている横で、俺だけが黙々と
タカラガイを拾っていた。
 
ダイビング後のお楽しみのアイス。
今年はシークヮーサーアイス
なるものがあった。
100円。
晩メシ。
鶏の唐揚げの予定だったが、
蒸し煮に変更になった。

オリオンビールのツマミに
実にいいのですよ。
嬉しいことにカジキの刺身も付けてくれた。
前日に釣れたヤツとのこと。
もっちりしていて、で〜じま〜さん!

こういうレベルの高いのを喰っちゃうと、
内地のグズグズしたカジキなんて
喰えない。そうなるとこのレベルを喰いに
また与那国島に来たくなるんだな〜(笑)。
 
晩メシが終わったら、
カジキ釣り大会のイベントに出かける。

さっきまで焼いていた、
恒例のカジキの丸焼きを振る舞ってくれた。

今年は紙皿じゃなく、プラカップだ(笑)。
しょうゆとマヨネーズとうめーしは、
前もって信州から送っておいた。
 航空自衛隊南西航空音楽隊による、
ジャズの演奏。

この後、この舞台ではいろんな「芸能」
が披露され、会場は盛り上がりを見せる。
 
  
カジキ釣り大会の〆は花火。
花火は2年前にも撮影したが、勝手が分からず大した写真が撮れなかったので、
今回はアングルなどを精査して撮影に臨んだ。
それでも、約150枚撮影したうちで、まーまーかなと思えるのはせいぜい5〜6枚だけだった。

今年の花火はなかなか豪華で、十分楽しめたよ。
後日の八重山毎日新聞の記事のよれば、約620発だったらしい。
その年によってカネの集まり具合で花火の打ち上げ数もきっと変わるんだろうね(笑)。
     
2018/07/09
朝はほとんど無風だったので、
朝メシ前にドローンを飛ばしに、
いそいそとナーマ浜へ来た。

今日のダイビング終了したら、
台風対策で船を陸に揚げちゃうので、
予定より1日早い与那国島での
ダイビング最終日となった。
〆の日がよく晴れてよかったよかった。

※ナーマ浜でドローンを飛ばすに当たって
事前に

・与那国町役場
・八重山警察署与那国駐在所
・大阪航空局那覇空港事務所
・第11管区海上保安本部石垣海上保安部
・陸上自衛隊与那国駐屯地
・与那国町漁業協同組合

に連絡済です。
ドローンに元々付いているカメラは
HDだったため、安いながらも
フルHDのカメラに付け替えてみた。

この写真は、ドローンで撮影した
動画からのキャプチャー。

約30秒の動画はこちら
今回持ってきたドローンは、
GPSもジンバル(揺れ抑え)も
付いていないから、
空中で安定したホバリングは難しい上、
風が吹いて機体が揺れたり、
機体を前後左右に移動させると、
それだけでカメラが大きく揺れる。

なので、機体をなるべく動かさないか、
ごくゆっくりした移動にさせないと
動画は見られたもんじゃなくなる。

この写真は、ドローンで撮影した
動画からのキャプチャー。

割と安定した状態の部分の、
約36秒の動画はこちら
     
う〜ん、ほぼ直撃コースは
変わりそうにないだねぇ。
ってことで、
天気がいいのも今日までだろうね。
今日のお献立。 朝メシ
     
「フェリーよなくに」に積み込まれる牛さん。

ドナドナみたい。
ジャパニーズピグミーシーホース。
写真の真ん中に下向きに
くっついている。
こっちを向かせようと
あれこれやってみたがうまくいかず。

あ、魚に触ったわけではないからね。
コイツも右の向こうに
向いちゃってるし。
     
ガラスハゼの仲間。 昼メシの、
ココナッツミルクソースビーフン。

いろんな献立を考えてくれるから、
喰う方も楽しみだよ〜。
ニセゴイシウツボ。
コイツの目はドクウツボと違って
凶悪性がないフツーの目。
     
オオアカホシサンゴガニ。
左上の個体は抱卵してるみたい。
ガラスハゼ タテジマヘビギンポ
     
与那国島でのラストダイブは
大物狙いで西崎(いりざき)へ。
オオカマスの群れに出会った。
中に1匹だけガーラ(ロウニンアジ=GT)
がいるけど、分かるかな。
ダイビングから帰って来たら、
食堂の窓に台風対策の雨戸
がはめられていた。
雨戸の外側に絵が描かれている。
     
う〜ん、曲がり方にちょっとムリが
あるような気がする(笑)。
シーサーが描かれている
雨戸もあった。
食堂の中から見るとこんな感じ。
暗い〜。
外はまだてぃだかんかんなのにね〜。
     
自分ルールで、ダイビング最終日
のお楽しみのオリオンの生!
効くぜぃ。
晩メシ
     
2018/07/10
     
今日のお献立。

与那国空港発着便は
全便欠航だって。
あさげ。

後で気付いたが、煮た孫もとい
煮卵は位置をもうちょっと
整えてから撮影すればよかったね。
特に何もなく1日が過ぎていったので、
今日の写真は少ない…。

写真は、朝メシ後に非常用に
買い込んできた食糧とアイス。
アイスはすぐ喰った。

非常用のはずが、
おやつや夜食で消えていった(笑)。
     
ひるげ ばんげ 台風8号の通過が迫り、
風がかなり強くなっている。

この写真は動画からのキャプチャー。
動画は、ただ風が強いだけで
特に何もないから、UPなし(笑)。
     
2018/07/11
台風8号は通り過ぎていった。

ホントは、今日のフェリーで石垣島に
移動する予定だったが、なんせ
石垣島からのフェリーが来ないもんだから
その折り返しの与那国島からも
出るわけがない、ってことで、
1日延泊して飛行機で移動することにした。

なので、竹富島はキャンセルした(涙)。
朝メシ 飛行機は朝イチの便だけが欠航だった。

昼からは飛ぶみたいなので、
早めに器材を石垣島に発送する。

宿に置いておいても郵便局が取りに
来てくれるが、一刻も早く発送したいのだ。
     
郵便局の近くのまちぐゎに、
なんときなこもちアイスがあった!

迷わずGET!
90円。
昼メシ
     
 
昼メシを喰ったら、天気が薄曇り
なのをいいことに、ナーマ浜に
貝拾いに出かけた。

2時間弱で、タカラガイをメインに、
二枚貝や巻き貝、箸置きにできそうな
サンゴなどが拾えた。

これが炎天下だったら死んじゃう…。
 これは、いろいろ拾ったうちの
ハナマルユキ。

頂部が欠損しているものが多い。
構造的に弱いのかな?

この写真は信州に戻ってきてから撮影。
 
     
 →この1行の写真は、石垣島にある
石垣市立八重山博物館所蔵の「仕掛網」。

与那国島から石垣島に着いた
07月12日に撮影したもの。

網の端に、頂部が欠けたハナマルユキを
錘としてくくり付けてある。

他の種類のタカラガイも使えそうだが
ハナマルユキに統一してあるのは
何か意識してのことなのかな。
 この行の3枚の写真は、
石教博第40号(H30.07.18)
「資料使用(掲載)許可書」により、
石垣市立八重山博物館から、
使用の許可をいただいています。

「UPするには許可がいる」
と学芸員さんに教えていただいたので、
民宿に帰り、
速攻でPCで申請書を作成
→PDF化してファミマで印刷
→翌日に提出
した甲斐があった。

ご許可をありがとうございました!
 「仕掛網」の現物を見られるのは
とても貴重でありがたいことだ。

ハナマルユキを網にくくり付ける方法が
独特である。

俺も小さな網を作ってみようかな。
     
2018/07/12
与那国島最終日のお献立。 朝メシ
     
RAC744便 運良く前方窓側の席にしてもらえた。
写真は、東崎を北から撮影。
 ばいば〜い。
また来るからよ〜。