与那国島:その3です。

久部良港に停泊中の「フェリーよなくに」。2014年度中に新造船にバトンタッチする。
コイツはインドネシアに行くそうな。
航行中の「フェリーよなくに」。
JTA962便から。
新しくなった「フェリーよなくに」。
与那国島を発つ日がちょうど出港日に
当たっていることに、航空券を往復割引で
買った後に気付いた。
せっかくなので復路をキャンセルして、
フェリーに乗ることにしたが、
飛行機の往復の割引率が高いため、
「往飛行機+復フェリー」の方が
「飛行機の往復割引」より高くなった。
なんなんだ。ま、い〜けど。
 
久部良港に入港する
「フェリーよなくに」(753t)。
救命ボートの動作確認(?)を
していた。大事なことだね。
確認後は定位置に戻った。
 
フェリーのチケット。
出港日のみの発売。
この券を置いたテーブルが濡れていて、
少し染みになってしまった。
下船時に乗組員に渡すので、
なくさないようにね。
乗船口が船体から離された。 離岸。
 
飛行機のようにあっという間に
出発地を離れるのとは違って、
「名残惜しい」感があっていいね。
出港してしばらくは、
ここ何日間かお世話になった
ダイビングサービスが見え、
スタッフさんが手を振ってくれたりも
するから、涙が止まらなくなる。
ナーマ浜。
この海ともしばらくお別れ。
また来るからよ〜。
     
東崎。
ここを過ぎると、西表島沖までしばらくは
海だけ。これは飛行機と同じ。
まだ台風の影響がほとんどない
穏やかな海を、ほとんど揺れずに
滑るように石垣島へ向かう。
 ずるいカツオドリ。
フェリーを止まり木にして、
トビウオが飛ぶと狙いに行く。
運賃を払いなさい(笑)。
 
フェリーよなくにのエントランス。

前の船は、俺が乗った2000(平成12)年
の時点で就航から12年が経っており、
既にかなり疲れていたが、
この船は、まだ2年程度なので、
「新しい感」が満載。
後方デッキから入ってすぐの
エントランス方向。
自販機もあるよ。
 
広いグローバルトイレ。 現在位置が分かる。 
どうせなら船の向きも合わせてほしいな。
石垣方面に航行する便での表示でも、
船は与那国を向いている(笑)。
2段式のベッドルーム。
料金不要で、運賃の3,550円で利用できる。
さぞ、早い者勝ちになるんだろうと思い、
あとで会社に問い合わせたら、
「デッキで風に吹かれたい人や、
椅子席でTVを見たい人などいろいろ
だから、特に人気が高いことはない」
だって。なるほどね。
確かに窓はないし、暗いし。
夜行便じゃないんだもんね。
 
立派な椅子席。 最上部の甲板。
日よけがないので特に夏は暑いゾ。
この船のスクリュープロペラの説明。
角度可変タイプなので、回転方向が
同じままで、前進・停止・後退が
できるんだって。
 
日本に人類が来た1つのルートに
考えられている「台湾〜与那国」を
3万年前の草舟を再現して渡って
みようというプロジェクトがある。

2016/07は、まず与那国〜西表を
約30時間かけて「予行演習」し、
2017年に台湾から渡ってみる予定
だそうな。
 俺が与那国島にいるときに、
ちょうどNHKで紹介されていた。

このプロジェクトは、なんと
国立科学博物館が主催していて、
2017(平成29)年の台湾〜与那国の
計画について、つくばまで電話して
聞いてみたら「まだ与那国〜西表すら
これからの段階なので、その先の
細かい部分は全く決まっていない。
『やってみないと分からない』部分が
たくさんあるのが正直なところ。」
とのことだった。ありゃりゃ。
 これがその草舟。フェリーから撮影。
実は、俺が与那国島に到着した日から
この舟には気がついていたが、
カジキ釣り大会の期間中だったことから、
てっきり観光客向けのイベントだと
ばっかり思ってた。
もっとずっとまじめな企画だったのね。
 
毎年7月の第1金土日は
「国際カジキ釣り大会」!
 朝7時に一斉に漁場にダッシュする。
普段は池のような静かな港内に
台風の時のような波が立つ。
見事に仕留めたら、「お立ち台」に
ぶら下げて、釣った人やギャラリーが
記念撮影する。釣った人にとっては
めちゃくちゃ気持ちいい瞬間らしい。
そりゃそうだよね。
この写真は、それらの人々が切れた
一瞬に撮影したもの。
196kgのクロカワカジキ(クロカジキ)。
 
重さは、フォークに乗って
秤の目盛りを読む。
カジキは足が早いので、炎天下の
「お立ち台」にぶら下げるのはごく短時間。
 
すぐに吻と尾びれを
切り落として氷水に漬ける。
コイツは250kgもあった。 最終日には釣果が貼り出される。 
 
カジキ釣り大会最終日の夜に
振る舞われるカジキの丸焼き。
なんか、亀甲墓みたい。
覆っている金属板を時々めくって
焼け具合を見る。
あと1時間ぐらいだって。 
焼けたよ〜。
バナナの葉っぱにくるんで…。
 
 
フォークリフトで会場に運ぶ。 会場に到着。 肉質は淡泊なので、
シーチキンのようなイメージである。
醤油、マヨネーズ、タルタルソース
なんかを持っていくとよい。
まずは参加選手に配られ、
それから一般客に「配給」される。
ただ、軍手で肉をガッと掴んで
ゴロンと渡されるので、量が多い。
1人で食すなら、焦げてない部分を
ほんの少し分けてもらえば十分。
      
 
中の一部が生焼けだったことを
俺は見逃さなかった。
俺も「配給」を受け「お立ち台」で食した。
わざわざ信州からしょうゆとマヨネーズを
持って…行こうと1週間も前に冷蔵庫に
準備していたら見事に忘れてきたので、
羽田空港のエアローソンで慌てて買った。
バカだよね。
エアローソンでちっちゃいのを
売ってて助かった。
久部良地区では大きいのしかないし、
乗り継ぎの石垣空港のゲート内でも
もちろん売ってないし…。
 
      
 航空自衛隊南西航空音楽隊の演奏。 演奏する姿がかっこいい。
俺は楽器ができる人と絵が描ける人を
尊敬します。
だって俺はどっちもまるでダメなもんで。 
オリオン生や泡盛や喰い物を求めて
みんな群がってくる。
 
ステージ上でうちなー系の曲を
演奏し始めたと思ったら、
地元のわらばーどもが
誰からともなく前に出てきて
カチャーシーを踊り始めた。
全く何のやらせもなしだが、
カチャーシーがみんなうまいのなんの!
大忙しの子供会の屋台で、
見事な手つきで焼きそばを焼く
YDSのみどりさん。
お顔はあえてトリミングしましたが、
ちゅらかーきーだから、
UPしていいならUPします(笑)。
※この後はやっていないらしいです。
 
夕空にJTAの幟。 青空にRACの幟。
 
〆は、花火。 日本最西端の花火。 日本最西端の連続打ち(スターマイン)。
 
 立神岩。
島の上の右から1/3ぐらいのところに
人が1人いるのが分かるかな。
←の人がいる展望台からの眺め。 筋雲がきれい。
 
 比川浜を海から見る。
右下の平べったい建物は
Dr.コトーの診療所。
Dr.コトーの診療所のセット。 島の南の比川浜。
すばらしい海の色。
女の子が1人で泳ぎにきていた。
 
比川にある与那国海塩の直売所。
2015(平成27)年の台風で損害を受け、
廃業する予定だったらしいが、
継続を望む声が多く寄せられたため、
何とか復活したらしい。よかったね。
直売所の奥にある製塩釜。 黒糖。
JA純正の物。
 
味のある給油証明書。 穏やかな入崎。 あ、石敢當がなくなってる…。
 
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