波照間島:その2です。
 ホントはダイビングをしたかったが、2軒とも満員で予約できなかった。
 でも、せっかくなので2007(平成19)年以来14年ぶりに訪れることにした。

 ※今回から写真を2列化してみます。

2021/09/21/-2021/09/23


2021/09/21
石垣島での朝メシは
誕生から50年と2日を迎えたカップヌードル。

50周年+1日である19日に買ってあったんだけど、
喰う機会を逃していた。

どうせなら晩メシは大盛UFOではなく、
こっちにするべきだったと、ちょっと後悔(笑)。

これまでの石垣島での様子はこちら
 
波照間行きのフェリーのきっぷは8時からの発売なんで、
8時過ぎ安栄観光のフェリーのきっぷうりばにやってきた。

きっぷうりばは、離島ターミナルでも、フェリーが停泊している近くの
与那国行きフェリーのきっぷうりばでもないからね。

詳しくはググってね。
簡単に書くとホテルイーストチャイナシーの東側だよ。
 
乗船券
「フェリーはてるま2」。

199トンの小さな船。

小さいとはいえ離島ターミナルには入れないので、
ターミナルから港をぐるっと回った反対側のフェリー発着所で乗船する。
 
 
テツ的にいうところの「サボ」。 船尾の船名の部分をよく見たら「大島」の文字が確認できた。

波照間島の宿に着いてからネットで調べてみたら、
2005(平成17)年12月?〜2019(平成31)年1月まで
長崎県平戸市の平戸市営航路(的山(あづち)大島〜平戸)の
「第2フェリー大島」として就航していたんだね。

この船は長崎県内で波照間航路用として安栄観光カラーに
化粧直ししたところで、新造船にトラブルが発生したため、
また大島航路に一時的に復帰していた、とネット記事にあった。
 
 
西日本新聞のネット記事に載っていた写真を拝借した。
平戸港の「フェリーはてるま2」。

「里帰り就航」は2019(平成31)年07月の10日程度だった模様(詳細は確認していません。)。
 
 
車両甲板 船室。

リニューアルされたようで、きれいだ。

客は俺を入れて7人か。
 
 
船尾の甲板の座席。 多目的トイレ。
掃除用具置き場を兼ねているようにも思える(笑)。
 
 
俺は船室内後部の優先席で、
センプーキを回しながら快適に過ごしていた。

乗船前は、空調のトラブルで冷房が効かないか
極く弱くしか効かないことがあると聞かされていたので
ちょっと心配だったが、幸い冷房は効いていた。

写真は、西表島沖を航行中に撮影。
 
この船にはバックミラーが付いていた。
 
出航時刻の9時直前に、タラップを外した。
 
離岸する。
出航だ!
 
 
離島ターミナルを横目に沖へ向かう。
 
海上保安庁の巡視船が尖閣対応で7隻ほど停泊していた。

その中から、波照間島に敬意を表して?「はてるま」。
 
 
凪の石西礁湖を滑るように走る。
 
石垣港出航から約2時間で波照間島が近付いてきた。
正確には船が近付いているんだが、まいっか。
 
 
アクションカメラを持った女の子が
時折船から身を乗り出して撮影していた。

海に落ちるなよ〜。
 
波照間港に入港する。
 
防波堤のペイントが歓迎してくれる。
 
波照間船客ターミナル
 
係留ロープに繋がったサンドレッドを投げる。
 
サンドレッドを拾ったのはなんと郵便局員だった。
島だと、まあそんなもんなのかな…。
 
 
無事に着岸。
 
今回お世話になるのは「星空荘」。
 
廊下の両側に各部屋がある。
なんとなく北大東島の「二六荘」の新館を思い出させる。
 
106号室の「わし座」。
各部屋には部屋番号の他に星座名が付けられている。

6畳で、TVなし、テーブルなし、ティッシュなし、
タオル類なし、蚊取りなし、エアコンは有料。
で、素泊4,000円ナリ。
 
 
着いたのがちょうど昼時だったので、
すぐ近くのまちぐゎでかつ丼を買ってきて昼メシ。
 
シャワーを浴びてヒルネしたり、
このページを作ったりしていたら17時になった。

「夕方にはその日獲れた魚の刺身が入荷する」とのことで、
イソイソとまちぐゎにまたやってきた。
 
 
無事にマグロ(なにマグロかは知らない。)と
イラブチャーの刺身を確保してきた。

刺身は冷蔵庫に入れずにレジ横に平積みにしていたんだけど、
大丈夫なのかね。
すぐにはけてしまうことが分かっててそうするんだろうけどさ。

他のお買い物もしたので、それぞれの値段は知らない。
レシートくれなかったし。

1パックが結構な量。

さて、いざ実食してみると…、
マグロは内地で食すのとさして変わらなかった。

特にマグロ好きというわけではではない俺にとっては、
せめて産地ならではのもっと歯ごたえのある肉質を
期待していただけに残念。

イラブチャーはシコシコと歯ごたえがあり、こちらはまーさん。

どーでもいーけど、しょうゆは俺が出張や旅用に
いつも持って歩いているもの(笑)。

このあと、ちょっと単調な醤油味に飽きてきたので、
羽田で買ったお弁当に付いていたタルタルソースに変えたら
またイケるのでした。
 
刺身を半分ちょっと喰ってハラが一段落したら、
しまーとカマボコに移行する。

まだ18時過ぎ。
外は陽が射している。

けどいいのだ。有人日本最南端の島でダラダラと呑むのだ。

泡盛などの「じっくり系」の酒をタテ長のコップなどで呑むのは
雰囲気がないので、オリオンの缶を切断して平べったくした。

これならおちょこみたいで、まだいいでしょ(笑)。
缶のフチで口を切らないように気を付けないとね。

ちなみに、この「おちょこ」はひっくり返すと
ちょっとした醤油皿的なものになるよ。

もちろん缶の外側だからよく洗っておくことがで〜じだけどね。
 
部屋にはどこかから蚊が入ってきて俺のことを刺しまくる。

血を吸うのは交尾を終えたメスのみだそうで、
「妊娠した女王様蚊にワタクシの血を吸っていただけるなんて
幸福至極でございますぅ〜!」
なんて感情にはならず、暑くてイライラしていることもあり、
この写真を撮影した数秒後に、
俺の血でハラが膨れているこの女王様蚊を殺害した(笑)。

鮮血が飛び散ったぜ(厚さでおかしくなってるな、俺。)。
 
さて、暑い。
やたら、暑い。
とにかく、暑い。
何はともあれ、暑い。
徹底的に、暑い。

エアコンは1時間100円という、ちょっといい単価なので意地で使わない。
扇風機を全開にしているが、ただの熱風機だ…。

意地になったらさっぱり寝付けず、
寝る態勢に入った20:40頃から3時頃まで、
部屋の電燈を消したり点けたり、
ネットで遊んだり、宿の本を読んだり、シャワーを浴びたりしていた。

恐らく3時頃にようやく沈没したんだと思う。
 
 
2021/09/22
やっぱり暑くて6時半頃目が覚めた。

早速蚊が刺してきたので殺害したのだが、
蚊の針が腕に刺さったまま放っておいたらこんな細長く腫れてしまった。

かい〜の〜。
 
昨日はレンタカーにありつけなかったので
今日こそは借りたいのだが、
俺が目星を付けた港近くの店は予約を受けていない。

そこで、石垣島からの朝の1便が到着する前に店に行って借りようと、
歩いて10分ほどの港に向かう。
 
今回お世話になったのは「レンタカーオーシャンズ」。

幸い写真左に写っている軽を借りられた。
24hで7,700円。

この軽の奥にも数台の車が控えていた。
 
軽を借りて港に来てみたところに、
石垣島からの高速船がちょうど到着した。
 
高速船からは客が結構降りてきて、レンタカー屋に群がっていた。
写真はその群れが一段落した頃に撮影。

レンタカー以外にチャリやバイクも貸しているが、
ほとんどがきれいになくなった。

早めに借りといてよかった〜。
 
車はエアコンが効いていて快適だ(嬉)。
のんびりと島内撮影しよう。

のそのそ動くトラクターも急いて抜いたりしないよ。
 
波照間島灯台の門柱。 波照間島灯台。

バックの青空に映える。
 
 
サトウキビを手作業で収穫していた。
ハーベスターが壊れたのかな。

暑いのでクルマの中から撮影。
 
お馴染みの「日本最南端の碑」の場所に来た。

波照間島その1のページの写真よりよっぽどよく撮れてよかった。
 
反対側から撮影。 「日本最南端平和の碑」もある。

左奥が「日本最南端の碑」。
 
 
今回借りたレンタカー。
 
星空観測タワー
 
波照間空港。

げげげ、すごくきれいになってる。
2007(平成19)の11月で航路が廃止されているので
さぞかし廃墟になっているだろうと思ってきてみたら、
とても立派になっていた。

クルマが何台か停まっていたから、事務作業などは今もあるようだ。
 
空港ターミナルの建物は立派になったが、門柱はサビだらけ…。
 
滑走路と駐機場の「交差点」。
 
吹き流し
 
波照間中学校。

→の写真と同じ建物。
入口の左右に銘板があり、左が中学校で右が小学校。
 
波照間小学校。

←の写真と同じ建物。
入口の左右に銘板があり、左が中学校で右が小学校。
 
波照間郵便局。

はがきに風景印を押してもらった。
 
空き家の玄関前でまどろんでいたどらねこ。
 
魔の三角地帯(笑)。

止まれの標識も3か所にある。
こういう風景は北大東島でも見たな〜。
 
ニシ浜へ降りる道。
 
ニシ浜。

素晴らしい海の色。
ダイビングボートが停泊しているね。

海面の点々はシュノーケラー。

向こうの島は中御神島(なかのかみしま・なかのうがんじま、など。
文字は国土地理院に習った。)。

ダイビングポイントもあるようで、前から潜ってみたいと思っている。
 
ニシ浜。

向こうの島は西表島

海面の点々はやはりシュノーケラー。

さて、とにかく暑いので、これでいったん宿に戻って
シャワーを浴びたりホヘッとして仕切り直そう。
 
午後は漁港から。

高速船やフェリーが発着する港の隣にある。
ここで水揚げされた魚が、夕方になったらまちぐゎに並ぶんだね。
 
波照間漁港の船だまり。

この写真は夕方に撮影。
 
まちぐゎの1軒は、島外者の入店を不可にしていた。
店主(権利者?)が敏感なのかもしれないけど、
ちょっと神経質すぎるような気がするなぁ。
 
すーじぐゎ
 
すーじぐゎを撮影していたら、
滅多に通らないクルマが通った。
赤瓦の家もある。

この家にはシーサーが乗っていないが、
乗っている家もある。
 
波照間牛?(笑)
 
子ヤギが日陰でいい表情をしていた。
 
サトウキビ畑から南方向を撮影。
 
ヤギ牧場で撮影していたら、ヤギがゾロゾロと寄ってきた。
「ダンナぁ、何かまーさむんでもくださるんですかぃ?」ってな感じ。

何にもやらないよ〜だ。
 
 
幻の泡盛といわれている「泡波」の醸造元である
波照間醸造所。

2階の左の窓に布団を干してあるのが生活感あるね。
←で醸造した「泡波」の売店の、午後の開店までもう少し。

俺が欲しかったかわいい二合瓶は残念ながらなかった。

三合瓶700円ナリは1人1本。
ミニボトル(100ml)340円ナリは本数制限なし。

写真に写っているおねいさんはたくさん頼まれているようで、
三合瓶が1本しか買えないことを電話で伝えていた。

結局この人はミニボトルをたくさん買っていた。
 
 
呑みたいのをガマンして日没を待った。
ニシ浜で夕日の撮影をしたい。

それに先立ち、波照間漁港に立ち寄ったときに
第十一管区海上保安本部石垣航空基地所属の
固定翼機の「きんばと1号」(JA862A)が
海岸線を行ったり来たりしていた。

機体後部の扉も開いているし、こりゃなんかあったな。
 
ニシ浜から。

う〜ん、夕日は全くだめ。
かといって夕焼けにもならない。

ただの日没だった。
 
水平線より上は、手前の小さな浮雲の向こうで
厚い雲が覆っていた。
 
中御神島。

少しだけ夕焼けっぽくなっている。
 
 
さて、今日の晩メシ。

夕方にまちぐゎで確保しておいた。
・鯖の磯辺フライ的なもの
・スパイス鷄空的なもの(ちょっとしょっぱい)
・酢の物
をツマミに、オリオンでかりー。

ちなみに、お惣菜は全て波照間島内で作られたもの。

そして、オリオンが終わったら、「泡波」が控えているのだよ。

三合瓶の右に置いてある「ガラスのさかずき」的なものは、
昼間に飲んだポカリのペットボトルを裁縫セットに入っているはさみで切って
下部を活用したもの。グラスっぽいでしょ(笑)。

今晩は暑さに負けてエアコンを使っているので、
湿度の低い部屋で快適に呑める。
 
エアコンの料金機に「START STOPボタン」が付いているので、
これを押すことによりタイマーを止められるから、
部屋が冷えたらSTOPし、暑くなったらSTARTすることで、
本来1時間100円のところを、
結局100円で2時間ぐらい持たせることができる
(ただし、マメにこのボタンとエアコンのリモコンの「冷房」ボタンを
押すという手間はかかるけどね。)。

酔いが回ってきたら、涼しいうちに寝ちまえば、
エアコンが切れた暑い中でもいくらかの時間は起きないで済む…
んじゃないかな〜と思っている。
 
エアコンの予算は1,100円(既に200円使っている。)。

料金機は100円玉しか受け付けないので、
今日の買い物中に100円玉ができるように工夫していた(笑)。

さて、最終的にいくら使うのかな〜。
 
写真はないが、星空の写真でも撮れるかと思い
外に出てちょっと空の様子を見てきたが、
特に曇っているわけではないのに星があまり見えなかった。

なので、このまま酔っ払って沈没する気がします〜。
 
2021/09/23
おはよ〜さんです。

エアコンは、切れて数十分で目が覚めるのを3回ぐらい繰り返したけど、
2時にかけたのは、切れても5時半まで起きなかったよ。

エアコンをかけていると部屋全体(壁とか床とか、という意味。)が
暑くなくなり、切れてもすぐ猛暑にはならなかった。

結局、夜は500円使った。その他に朝200円使った。
ビンボー臭い話だなぁ。

さて、今日は秋分の日。
真東からの日の出を撮影したいので外に出てみたら、
中秋の月齢14.6のお月様が入り残っていた。
 
波照間空港での日の出。

画としては弱いので、すぐにクルマで移動した。
 
波照間島の東側は、海っ端にはなかなか簡単には出られないので、
少し高さを稼いでサトウキビ畑の脇道に来て撮影。

昨日の夕日はダメだったが、今日の朝日が見られたからよかった。
撮影が終わり「星空荘」に戻ってきた。
写真左は宿併設の食堂(2021/09現在臨時休業中)。

1番右のクルマ(俺のレンタカー)の向こうの建物が宿泊棟。

なお、クルマを停めているスペースは宿の駐車場ではない。
まあ、テキトーに停めている、とそゆこと。
 
 
宿に戻ってきた頃に7時になったので、
まちぐゎで朝メシ用におにポー200円ナリとしそおむすび100円ナリ
をGETしてきた。これに、昨日の残りの鷄空を合わせて…。
丼に盛った。

丼は初日の昼メシのかつ丼の容器を洗って取っておいたもの。
こういうときに役立つんだね。

しかし、まちぐゎの店員(権利者?)の愛想のないことないこと。
ま、そんなもんなんですかね。

俺だけなのかどうか知らないが、
俺の会計が終わったらすぐに手の消毒をしてやがる。
せめて、客(=俺)がいなくなってからやれ!
 
 
石垣島からの高速船が着く頃にレンタカーを返し、
船客ターミナルでチケット買う。
 
船客ターミナル内の安栄観光のきっぷうりばにあった時刻表。
 
石垣行きのチケット。 高速船「ぱいかじ」のシート。
新幹線みたいだが、リクライニングはしない。

荒天の高波で船がバウンドすることもあるので、シートベルト付きですぜ。

あ、宿の共用冷蔵庫に水とオリオン缶を冷やしたまんま忘れてきた…
(石垣島に着いたら宿に連絡して、テキトーに呑んでと伝えたよ。)。

さあ、石垣島に帰ろう。
波照間島にはまた潜りに来たいね。

 続きの石垣島はこちら